2023/04/19 15:00
Eilles KAFFEEはミュンヘンで誕生しましたが現在はハンブルグに本社のあるJ.J.Darboven傘下の企業としてハンブルグに居を構えています。
今回から数回に渡りハンブルグとコーヒーの関係をお伝えします♪
ヨーロッパ最初のコーヒーハウスは1645年ないし1647年にヴェネツィアで開設され、その後数十年間にロンドン、マルセイユ、アムステルダム、パリなど、オランダやフランス、イギリスの大都市を中心に次々と出現して1686年にはドイツ最古のコーヒーハウスが開設されました。
17世紀から18世紀初頭にかけて、オランダとイギリスはヨーロッパで最も大きな商業港を持っており、それにより効率的な物流ネットワークを確立していました。このため、コーヒー豆の集積地としての地位を確立することができました。ドイツで最初にコーヒーハウスが開設されたのは、対外貿易の中心地であるハンブルクやブレーメンであり、18世紀の20年代から中葉にかけて、北部・中部ドイツの市民層の間にコーヒー飲用の習慣が定着していきました。しかし、1880年代を境にしてハンブルクのコーヒー輸入量が急増し、年間約5-10万トンから20-30万トンに増加したことにより、ハンブルクがヨーロッパで随一のコーヒーの流通港になったことが明らかになりました。この変化は、ブラジルの急激なコーヒー生産拡大によって引き起こされたものであり、ブラジルコーヒーが他国の貿易商人によって直接取引されることができるようになったためです。また、ハンブルク市場が先物取引を導入することにより、更に高まり、ヨーロッパのコーヒー市場の統合を促進した為でした.......。